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ねずみの種類と性質・生態について

特に、被害をもたらす3種類をご紹介いたします。

ドブネズミ

ドブネズミ

成獣体長

約18cm~26cm位

成獣体重

約300g

寿命

約3年間

特徴

体の長さより尾の長さが短い。耳が小さい。どう猛。

主に下水溝周辺や建物床下に生息している事が多く、雑食の為、何でもよく食べます。

​垂直方向への運動能力はクマネズミより劣りますが、遊泳力能力は発達しています。

クマネズミ

クマネズミ

成獣体長

約15cm~20cm

成獣体重

約230g

寿命

約3年間

特徴

体の長さより尾の長さが長い。

耳が大きく、警戒心が強い。

​垂直に壁や木を上ることができ、繁華街のビル内や一般家庭では天井裏等で生息している事が多いのも特徴の一つです。

ハツカネズミ

ハツカネズミ

成獣体長

6cm~9cm

成獣体重

約70g

寿命

1年~1年半

特徴

体の長さと尾の長さがほぼ同じ。

耳が大きく、好奇心が強い。

​田畑周辺にて生息し、冬場が近づくと倉庫や納屋等へ侵入して来ます。穀物類を好んで食べます。

ねずみの性質について

一般にドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミなど人間が生活する施設の内外を棲家としているものを家鼠と呼び、中でもドブネズミは屋外に棲む事が多い為、半棲家性鼠と呼ばれたりもします。

これに対し、主として山林、原野、耕地に棲むアカネズミ、ハタネズミ、ヤチネズミ等は通常屋内に侵入せず、野鼠として取り扱います。

しかし、家鼠の中には耕地、原野に棲む集団もあり、農作物を加害し、環境が悪くなれば家屋の周辺に集まるものもあります。したがって、家鼠と野鼠の区別は絶対的なものではありません。

駆除を行なう場合は屋内と同時に屋外も行なう方がより効果的だと考えられております。

ねずみの繁殖と成長について

ドブネズミは一回に9匹前後を出産し、年間5回は出産可能といわれています。妊娠期間は約21日、

一匹の雌は一年間に20~25匹程度を離乳します。生後20~25日で分散し、3ヶ月で成体となります。

生まれてから一年間以内に70~80%の個体は様々な原因(天敵・自然死・病死等)で死ぬといわれて

います。ドブネズミ、クマネズミの寿命は約3年といわれ、ハツカネズミの寿命は1年から1年半といわれています。

ねずみの食生活について

ネズミは人間が口にする物は一通り何でも食します。

台所の食べ物をかじり、食中毒や以前はペストを媒介し、時には乳児を噛んで殺したりもするネズミ。

その被害は相当なものです。かつてのお話ですが、FAO(国連食料農業機構)の発表によるとヨーロッパ・日本でのネズミによる被害は全食料の10分の1、東南アジアでは5分の1、特にひどいインド・フィリピンでは4分の1となっていました。この状況を現在の日本に当てはめると、日本の全人口の約1割を占める東京都民が一年間に消費する食料を日本国内に生息しているネズミが食べている計算となります。大喰いのネズミは一日に自分の体重の3分の1から4分の1の量を食べているといわれています。ネズミ一匹の重さが100gから大きいもので300g位ありますので、餌をどれ位食べているのかお分かりいただけるでしょう。

ねずみがもたらす病気について

サルモネラ属菌

サルモネラ属菌は、数千種類もありその殆どが中毒症状を起こします。サルモネラ属菌による食中毒は鶏卵やネズミ、ゴキブリが媒介するといわれています。このサルモネラ属菌は食料品の原材料にも寄生する為、一度に多数の被害が発生します。症状は、発熱や嘔吐、下痢を起こす場合や重症の場合には死亡してしまう事もあります。

ツツガムシ病

この病原菌(ツツガムシ病リケッチア)はダニの一種であるツツガムシが持っています。山林等を歩いている時にネズミや人間に付着し体液を吸います。症状は7日から14日で高熱を発し、体に赤い発疹ができ激しい頭痛や腰痛がでる場合があります。また、治療が遅れると中には意識不明となり発症から3週間程度で死亡するケースもあります。致死率が高い為、早急な治療が必要です。

レプトスピラ症

主にドブネズミが感染源といわれています。ドブネズミの尿から菌が排出され、尿に汚染された土壌や水から人に皮膚感染します。この菌の特徴は、水の中でも生きていけるという事です。川遊びが原因での集団感染も報告されています。この菌に感染すると無症状の場合もありますが、高熱や筋肉痛、黄疸等の症状がでます。

現在の日本は衛生環境の向上により感染者は著しく低下しましたがネズミが室内に出没しているなどの場合には十分な消毒をお勧め致します。国外では東南アジアや中南米等亜熱帯地域にて現在でも流行しています。

ネズミの生息調査

教室の入口にあるネズミが移動した痕跡

学校の教室入口にラットサイン(ネズミが移動した痕跡)

住宅の配電盤

住宅の配電盤…外部から天井裏へ侵入し配線を伝い配電盤を抜けて室内へ出て来る事も

住宅の床下での調査中ネズミを発見

住宅の床下での調査中、調査員を調査しているネズミやはりネズミ駆除は根気くらべか(弊社は負けません)

廊下のレールをよじ登り天井裏に

同左廊下のパイプシャッタ(レールをよじ登り天井裏に)

住宅基礎の通気口

住宅基礎の通気口…ネズミだけではなくハクビシンも侵入する事もあります(修復など十分可能です)

住宅の通気口から出てくるネズミ

住宅の通気口から外部を警戒するネズミ(珍写真)外周調査中偶然遭遇(お互いにびっくりです)

床下調査は、ご契約前のお見積り調査時は行いません。

お客様のご要望により有償で実施する事はございます。

まだまだ調査中や駆除作業時に直面した珍しい現場もございますが、弊社は年間2000件以上の駆除及び予防管理を行っております。どんなに難しい現場も、長年の知識と経験、そして社員一人一人が工夫して工事を行い、お客様のお悩みを早期に解決いたします。調査お見積もりなど、お気軽にご連絡下さい。

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